今こそ冷静に 福原愛選手に学ぶ大国・中国との向き合い方―朝日新聞寄稿
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尖閣諸島の国有化決定を受けて、中国の日本への態度が一変した。中国各地のデモは一部暴徒化して、日系企業への破壊、略奪行為まで起きている。暴徒化したことで日系企業以外へも被害が飛び火した。今回の問題が収束するには相当の時間とエネルギー、そしてコストがかかるだろう。そして、今後も、政治家や市民の言動によっては、近隣諸国との摩擦は再燃する可能性を残す。それでも中国から実際に撤退する企業は少ないだろう。
尖閣問題に関係なく、ビジネスなどで中国を訪問する人は少なくないはずだ。ささやかな自衛策はある。中国で日本人らしく見られにくい方法だ。男性なら、スーツやネクタイを着用しない。黒のビジネスバックを持たない。女性なら、歩幅を大きく歩くようにして、薄目の化粧に心がける。ヘアスタイルは黒髪のままでパーマをかけずストレートが無難だろう。それに外出先では、日本語の使用を避けて、飲酒量をできるだけ抑える。日本人として目立たない配慮である。日系コンビニエンス・ストアなども、店頭のロゴを隠したり、中国国旗を掲げたりして自衛策を講じている。
上記のように、海外で万一を避ける心がけは大切である。なぜなら、政治や社会問題が起きているときには、些細なことが大きなことにつながるためだ。
■近隣諸国との関係は振り子現象だ
続きは朝日新聞WEBRONZAで。
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