地球経済学Earth Economicsの日本語文献
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「地球経済学」で、国立国会図書館で検索すると、書籍は6点。世界金融危機後では、講談社の「社長 島耕作」監修本が出てくる、
地球経済と広げると、石戸光、浜矩子。 ちなみに、Earth EconomicsというNPOができたのは1998年である。直感的に連想した研究者は、ジェフリー・サックス(Jeffrey Sachs)やレスター ブラウン(Lester Brown)だった。
科研費データーベース(DB)では、長岡 慎介、大住 圭介、中里 実、柴田 弘文 が「地球経済」の用語を用いていた。CiNiiで22本ヒットするものの、商業雑誌が中心で、学術論文は少ない。
以下、国際経済を示す3つの用語のうち、国際経済の比率は、法学84.8%、経済学50.6%、経営学31.5%。
「経済」を取り上げる頻度を分母し、3つの用語を合計にした比率は、法学11.8%、政治学10.1%、経営学4.1%、文科人類学3.4%、社会学2.0%。
異なる研究分野のなかで、経済に関心を持つグループと、国際経済に関心を持つグループを相対化したということになる。
経営学が法学や政治学より低いのは、経営学のなかで、国際経営論、多国籍企業論があるためだろう。経営学の中で「多国籍企業」223件、「国際経営」は180件。ちなみに政治学で「国際政治」は555件、法学で「国際法」は1246件。科研費DBでは、経済学が3829件に対して、法学が3760件と大差がない。国際社会は、もはやルールなき世界ではなくなっている。とすれば、法学者にとっての「国際法」は、経済学者にとっての「国際経済」より重要テーマだということも理解できる。
国際経済1136件(うち経済学223件、法学112件、経営学28件、政治学52件、社会学9件、地域研究3件、文化人類学1件)
世界経済762件(うち経済学152件、経営学40件、政治学26件、社会学10件、法学8件、文化人類学4件、地域研究1件)
グローバル経済291件(うち経済学35件、経営学21件、政治学18件、法学12件、文化人類学9件、社会学8件、地域研究4件)
経済学以外で登場する「経済」の頻度
経営学2173件
社会学1320件
法学1115件
政治学947件
文化人類学411件
地域研究191件
<参考>
地球経済4件(うち経済学1件、法学1件、地域研究1件)
死にいたる地球経済
浜矩子 著 岩波書店 2010
地球経済の新しい教科書 : 金・モノ・情報の世界とわたりあう作法
石戸光 著 明石書店 2010
【地球経済学】
地球経済学 : 新経済学要綱
高宗昭敏 著 自由社 1990
地球経済学入門
佐々木輝雄 著 勁草書房 1998
社長島耕作の地球経済学 基礎編
島耕作 監修, 講談社 2008
社長島耕作の地球経済学 世界恐慌「日本人の覚悟」編
島耕作 監修, 講談社 2009
社長島耕作の地球経済学 クラウド&ソーシャルビジネス基礎編
島耕作 監修, 講談社 2011
社長島耕作の地球経済学 日本再生・エネルギー編
島耕作 監修, 講談社 2012
データベースのアクセスはともに2016年11月20日。
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