新興国による政策アピールが洗練されてきた、外交力、ソフトパワーがバージョンアップ

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「BRICS銀」創設検討で一致=米欧主導に対抗-首脳会議
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012032900960
世銀総裁選から撤退も=新興国の統一候補必要-オカンポ氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012032900090
イランの「核平和利用」容認=欧米と一線-BRICS首脳
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012032901024

政府系ファンドとは

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世銀総裁候補に3人、米国の医師対新興国の経済学者・財務相

世界銀行理事会は、次期世界銀行総裁の立候補受付を3月23日(金)をもって締め切った。届出のあった立候補者は次の3名である。

ジム・ヨン・キム:米国籍。ニューハンプシャー州ダートマス大学総長
世界保健機関(WHO)HIV/AIDS部門の局長歴任

ホゼ・アントニオ・オカンポ:コロンビア国籍。ニューヨーク州コロンビア大学教授
世界銀行のマネジングディレクター歴任。女性

ンゴジ・オコンジョ・イウエアラ:ナイジェリア国籍。ナイジェリア経済政策調整大臣兼財務大臣
国連の高官ポスト歴任。

理事会は、2月17日発表の手順に従い、今後数週間以内にワシントンDCにおいて立候補者全員との正式な面接を行ない、2012年春季会合までに次期総裁を全会一致で選出する方針である。

国連とは違い、世界銀行やIMFでは、投票権は出資比率を基礎とする。
世界銀行総裁は米国、IMF専務理事は欧州という慣例が崩れないとみるのが主流の予想だ。これまで対抗馬がない無風選挙だったため、今回の総裁選びが注目される。第二次世界大戦後の国際機構の慣行も、長い目で見れば、新興国の出資比率が見直され、崩れる可能性がある。

世界銀行ニュースリリース
http://go.worldbank.org/WF4Y9JIPM0
世界銀行の出資比率
http://siteresources.worldbank.org/BODINT/Resources/278027-1215524804501/IBRDCountryVotingTable.pdf

iPhone、iPad受託生産の台湾・鴻海グループがシャープに資本参加

シャープは、電子機器の受託製造サービスの世界最大手企業である鴻海グループと、戦略的グローバル・パートナーシップを構築し主要事業分野において業務提携するとともに、鴻海グループを割当先とした第三者割当による新株式の発行を行うことを合意したと発表。

まず最新鋭の液晶生産子会社(大阪府堺市)で資本提携。シャープ約46.5%、郭台銘(鴻海精密工業の郭台銘董事長)及び他の投資法人等 約46.5%、ソニー約 7%。鴻海精密工業がiPadなど最終商品にシャープ液晶を組み込むことで、世界販売を主導するということになるのだろう。

次に資本増強。格付投資情報センター(東京)は3月8日、シャープの発行体格付けを、上から5番目の「Aプラス」から「Aマイナス」に2段階引き下げたばかり。合計約1330億円の調達で財務改善で、投資家はプラス評価に転換するとみられる。

次期社長の奥田隆司常務執行役員のコメント
「研究開発から生産、販売まですべて自前で手掛ける単独の垂直統合モデルには限界があった。鴻海グループが持つ高い生産・加工技術力とコスト競争力を融合し、両社の強みを生かしたグローバルでの垂直統合モデルを一緒に作り上げる」(日本経済新聞電子版)

2012年3月期、純損益で2900億円の赤字予想を発表している。。

液晶パネルの技術力があっても、世界の電機メーカーや消費者への訴求力、価格競争力がないと厳しい。資本提携は2年以上、まずは液晶部品メーカーに徹し、世界を狙える製品開発などビジネスモデルの転換を模索することになろう。今回の資本提携は、シャープ再生のスタートに過ぎない。

http://www.sharp.co.jp/corporate/ir/pdf/2012/120327.pdf
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/120201-a.html

福岡ドームのオーナー変遷:ダイエー、米国民間ファンド、シンガポール政府系ファンド、そしてソフトバンク

870億円の球場、17年分の賃貸料、福岡ホークスの長期経営のコミットメントか

米アマゾン・ドット・コムは物流ロボット・メーカーのキバ・システムズを7億7400万ドル(約650億円)で買収したばかり。球場の取得費870億円は、企業が買収できるくらい大きな買い物である。

ソフトバンクが買いたいと打診したのか、それともシンガポールの政府系ファンドGICが売りたいと考えたのか。

さて、

シナジー効果を議論するより、孫正義オーナーが、長期の球団経営をコミットしたと考えるのが自然なのだろう。

政府系ファンドとは

ソフトバンク2011年4月~12月(連結)

売上高は前年同期比6.6%増加の2兆3981億円

営業利益は同10.5%増加の5327億円

営業キャッシュフロー5074億円

負債は昨年3月末比15.8%減少の3兆1776億円

ソフトバンクのリリース
http://www.softbank.co.jp/ja/news/press/2012/20120324_01/
http://www.softbank.co.jp/ja/design_set/data/irinfo/library/financial_report/pdf/2012/softbank_results_2012q3_001.pdf