日本の大学を簡単に白熱教室にする方法-朝日新聞に投稿

日本の大学は、大人が冷静に話をする最適地かもしれない。米国式の大学なら、学生からの質問攻め(ほほ!と教員を唸らせる内容もあれば、それ自分で調べろよというレベルのものも含めて)にあり、一見、白熱したような授業になる。ディベートの世界である。

レクチャー型の日本の大学でも簡単に白熱させる方法がある。学生たちに紙一枚を渡して、授業や授業に関連する新聞記事について、質問を書かせることである。デジタル世代は日常、メールで意思疎通している。履修者の前で指名して答えが出ないと思えば、躊躇せず、紙(私の場合は原稿用紙)を配布することにしている。

■なぜ若者は、不安なのだろうか

最近、中学生向け金融教育の公開授業を参観した。公民の授業で、現金通貨、貯蓄通貨、インフレーション、デフレーションなど、大学で扱うような専門用語も飛び交っていた。東京から

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日本の短命政権は異例、在職期間を延ばす制度変更も検討を-朝日新聞に寄稿

世界で選挙・首脳交代が重なった2012年が終わろうとしている。世界の首脳任期や在職期間をみると、改めて日本の首相の短命さが際立つ。日本の首相や財務大臣の在職期間は、任期5年の日本銀行総裁に比べて随分短い。平成の首相は例外的に長期政権だった小泉純一郎を除いて平均すると451日(小泉を含めると541日)で、日本郵政の斉藤次郎社長の3年間にも遠く及ばない。短命な政権から見れば、日銀総裁などは安定した身分で責任をとらないと見えてしまうのかもしれない。日本維新の会やみんなの党は首相公選制に積極姿勢だが、肝心の自民党と公明党の連立政権は首相公選制を優先政策にはしていない。

■フランス大統領任期は7年、オバマは再選で8年

まず、首脳の任期という視点で、世界の選挙・首脳交代イヤーを振り返る。1月の台湾総統選挙では、国民党の馬英九総裁が4年間の任期を終えて再選された。3月のロシア大統領選

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実現は案外、簡単な「40歳定年制」-朝日新聞に寄稿

■起業家精神を意識しない学生たち

授業の出席表代わりに、「以下の4つの質問から選んで回答しなさい」と原稿用紙を渡した。ある米国系企業が公開する大学新卒者向けの面接における質問事例から選んだものである。

・起業家精神の持ち主ですか。

・仕事でもっとも重要と考えるのはどんなことですか。

・リーダーシップを発揮した例を挙げてください。

・チームで取り組んだ事例を話してください。

・ビジネスで成功するには、どんな資質が必要だと思いますか。

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