少子化時代の就職活動、人材開発は社会の責務―朝日新聞寄稿

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「初音ミクなど、日本人でも一般の人は知らないようなものが、実はユーチューブを通じて世界中の人が見ている」。ニコニコ動画を運営するドワンゴの川上量生会長の発言である。日本発のキャラクター名が飛び出したのは、2月13日に第一回会合が開かれ、安倍首相も出席した官邸の政策会議「若者・女性活躍推進フォーラム」だった。官邸サイトでは、「若者や女性等の直面する課題の抜本的な解決方策を検討する」と位置づけている。

より具体的な論点整理では、以下の4つの柱をあげている。

1.一度失敗するとやり直しがしにくい単線的構造

2.企業が求める人材ニーズ

3.社会人の学び直し

4.女性の潜在力の活用

3月15日の第2回会合では、上記2の「企業が求められる人材ニーズ」が議論され、政府が、就職活動の解禁時期を4年生の4月以降に変更するように経済界に要請するとのニュースが生まれた。ちょうど3年生のエントリーシートの締切時期とも重なり、ネットの話題も急上昇した。

続きは朝日新聞WEBRONZAで。
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F-35談話は日本人を狙うテロを増長する―朝日新聞寄稿

ハリウッド映画「アルゴ」が第85回アカデミー賞作品賞を受賞した。イラン革命時の在イラン米国大使館人質事件を扱ったものである。アルゴは、9・11米国同時多発テロ事件の首謀者とされる国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン殺害を描いた同映画「ゼロ・ダーク・サーティ」などとオスカーを争った。中東、そして米中央情報局(CIA)が重要な役割を演じる点でも共通している。とくに後者は、アルジェリア人質事件以降、日本でも議論が始まったインテリジェンス(諜報)活動を浮き彫りにしている(注1)。実話をベースにしているだけに、007やミッションイン:ポッシブルのようなアクション映画とは一線を画している。ベトナム戦争を扱った映画のような重さと冷酷さを感じた。

現実のオバマ政権は、ブッシュ政権の負の遺産、イラク(2011年12月)・アフガニスタン(2014年末目標)からの米軍撤退に腐心してきた。そうした米国の中東への軍事的な関与を低下される中、アラブの春が起き、中東を代表する親米国家、エジプトでは、穏健イスラム組織のムスリム同胞団出身のムルシ氏が大統領選挙で勝利し、イスラム色の強い新憲法を起草するなど地域バランスが変わろうとしている。米国はリビアにも直接的に軍事介入しなかった。オバマ政権は中東・北アフリカにリスク回避的な行動を基本としている。

続きは朝日新聞WEBRONZAで。

長崎大学経済学部卒業生インタビュー-キャリア教育用の素材

在学生が卒業生の職場でインタビュー。2011年の作成だろう。今でも活用できる優れた教材だ。卒業生を教材にすることで伝統の厚みもアピールしている。
http://www.econ.nagasaki-u.ac.jp/welcome/econ_nu_web.html