第13回学生対抗円ダービー、京都学園高校など中高生がトップ独占、67校426チームが参加

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第13回学生対抗円ダービーが9月4日、発表された。上位30位まで、学校名と代表者名が日本経済新聞に掲載された。大学では日本大学が6位、同志社女子大学が8位。乖離が3円63銭以内なら30位に入った。今年は為替相場の乱高下の時期で、予想は難しかった。

長崎県立大学国際情報学部国際交流学科、小原篤次ゼミの結果
Kチーム
5月247位、6月364位、7月356位、最終356位、乖離10円64銭
Yチーム
5月51位、6月241位、7月265位、乖離6円65銭、最終194位

ちなみに、昨年は69位と252位でした。秋は日経STOCKリーグ、来年は30位以内を目指します。

登録
No

最終
順位

5・6・7月
乖離計

5・6月を
合わせた
順位

5月末
順位

6月末
順位

7月末
順位

7月末
予想値

114

356位

10円64銭

348位

247位

364位

356位

102円88銭

115

194位

6円65銭

127位

51位

241位

265位

101円80銭

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ノキアCEO、マイクロソフト、携帯端末事業買収で古巣へカムバック

携帯電話の一つの時代が終焉を告げた。かつての世界最大の携帯電話メーカーがパソコン・ソフトウェア大手に乗り込まれた。日本時間3日17時からノキアの会見が始まる。日本ではなじみが薄いかもしれないが、ノキアは一時世界の携帯電話シェアの40%を誇っていた。

正確にいえば、マイクロソフトが買収するのは、ノキアの携帯端末事業だ。

スティーブン・エロップCEOはマイクロソフト出身。マイクロソフトフォンの提携から買収に発展した。買収、ディールの成否は、人間関係もあったのだろう。

スティーブ・バルマーCEOの社員へのレターにもエロップ復帰に言及されている。マイクロソフト次期CEO有力候補に浮上するのだろうか。
1. Stephen Elop will be coming back to Microsoft, and he will lead an expanded Devices team, which includes all of our current Devices and Studios work and most of the teams coming over from Nokia, reporting to me.
http://www.microsoft.com/en-us/news/Press/2013/Sep13/09-02email.aspx

アップルiPhone登場から5年、スマートフォンは単なる携帯電話端末だけではなく、パソコン、ゲーム機、デジタルカメラ、音楽受信機など多様なデバイスを飲み込んでいる。

先進国の普及は急速に進み、スマホ同士の買い替え市場になっている。低価格で新興市場を狙うのだろうか。ノキアを買収したマイクロソフトは、iPhoneとGoogleのアンドロイド陣営に割って入れるのだろうか。販売実績や生産能力よりむしろ、特許の取得に意味がありそうだが、ノキアが特許権を保有し続けるようだ。

売却したノキアサイドの決断は見事だが、マイクロソフトが飽和しつつあるスアホ市場で、激化する競争に遅ればせながら本格参入することになる。

牧野洋(2013)『米ハフィントンポストの衝撃』(アスキー新書)アスキー・メディアワークス

■3人の共同創業者

新旧メディアの興亡、ジャーナリズム論などいろいろな読み方があるだろう。ハフィントン・ポスト立ち上げには、アリアナ・ハフィントン(共同創業者兼編集長)がオバマやクリントンなど著名ブロガーをくどき、ケネス・レラー(元AOL執行副社長)、ジョナ・ペレッティ(MITラボ出身)がサイトの設計を担当した。創業者の物語としても読める。Facebook(2004年)、Twitter(2006年)の間にThe Huffington Post(2005年)に創業している。2011年に、AOLに3億1500万ドルで売却され、アリアナ・ハフィントン以外の2人は別のビジネスを始めている。

米アマゾン・ドット・コムの創業者で最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス氏は8月、米紙ワシントン・ポストを2億5000万ドルで買収することを決めた。本書の出版後の出来事だが、名門紙の価値がウェブメディアを下回たことは新たな衝撃だろう。

いずれにしろ力作で、メディア論や経営学の履修生のりーディング・リストに加えておきたい。

2013年度後期、ブック・レポート、長崎県立大学国際情報学部 准教授小原篤次

現代社会と経済 水3http://www.moneyginza.com/blog/wp-admin/edit.php
猪木武徳(2012)『経済学に何ができるか – 文明社会の制度的枠組み』中央公論新社
吉本佳生(2011)『無料ビジネスの時代』筑摩書房

国際経済論 月3
石井正(2011)『世界を変えた発明と特許』筑摩書房
猪木武徳『戦後世界経済史―自由と平等の視点から』中央公論新社

国際金融 水1
池尾和人(2013)『金融依存の経済はどこへ向かうのか』日本経済新聞出版社
翁邦雄(2013)『日本銀行』筑摩書房

地域研究【ASEAN+南アジア】火1
津上俊哉(2013)『中国台頭の終焉』日本経済新聞出版社
進藤榮一(2007)『アジア共同体をどうつくるのか』筑摩書房